
登場人物:
ナレーター(N)/開発担当 朝木(A)/開発担当 山下(Y)
1. 最初の一歩——“おしゃれで、便利で、格が上がる”を形に
N:まずは、プロジェクトの原点から聞かせてください。
A:僕はギター歴が20年以上。クラシックもエレキも弾きます。ずっと思ってたのは、「ギターとギタリストの“格”を一段上げる、かっこよくて便利なスタンドがほしい」ということ。機能的だけど見た目は家具としても成立して、リビングに置いても浮かない。練習前の“ひと手間”をなくして、手に取りやすくしたかったんです。
Y:その要望を受けて、私は工場探しからスタートしました。最初にぶち当たった壁が、“おしゃれ”“かっこいい”という主観を、誰が見ても良いと思える普遍性まで引き上げること。木目、面の取り方、接合の影の落ち方まで、数ミリの誤差で印象が変わるので、サンプルのやり取りを何度も繰り返しました。
2. 失敗と学び——焼きの色感が決まるまで
N:色や質感は、存在感がありますよね。
Y:はい。特に“焼き”の色感(バーントブラウン)は意外とうまくいって。反対に黒い色は、塗装が雑で、木目がつぶれ、手触りも粉っぽいものが出てきたり。これは一発でボツ。試行錯誤を経て、木目の立体感とマットな落ち着きが両立できた瞬間は本当にうれしかったですね。
A:ギターって、楽器だけじゃなく背景も含めて自己表現になる。スタンドの質感がチープだと、ギターそのものまで安っぽく見えてしまう。だから、私たちは「ギターのデザインに合う質感と色感」を徹底的に追い込みました。
3. 細部の設計——“弾く前のストレス”を消す
N:使い勝手のこだわりは?
A:まず小物入れスペース。ピック、カポ、チューナー、クロス、替え弦……全部ここに。「弾きたいのにピックがない」を終わらせるための仕掛けです。
Y:それと組立式にしたのは、輸送や保管の合理性だけじゃなく、“自分で完成させた”という所有感が愛着につながるから。体験そのものが“好き”を増幅します。
A:意外と効いたのが奥行き設計。壁際に置くと、ネックが壁に触れてチューニングがズレることがありますよね。そこで、ベース部の奥行きを確保し、ネックと壁のクリアランスを明確に設計。“壁ストレス”を根本から解消しました。
4. 普遍性への挑戦——主観を超えるための検証
N:「おしゃれ」「かっこいい」を普遍化するためにやったことは?
Y:3つの検証軸を設けました。
5. 作ってみてわかったこと——“音が鳴る前に、気持ちは鳴っている”
A:スタンドがあると「いつでも弾ける」という安心感が生まれる。視界に入るたび、“触りたい”と自分の背中を押すんです。
Y:見た目が整うと、片付けが自然に続く。小物が定位置に戻るから、弾く前の心理障壁が下がり、初心者の方でも継続的に触ることに繋がる。結果として上達の速度も上がると感じます。
6. うれしかった瞬間——「かっこいい」の一言
A:完成品をギタリストの友人にプレゼントしたんです。置いた瞬間、「いけてるじゃん」って笑ってくれて。部屋の雰囲気が変わること、“弾きたい気持ちが湧く”ことを、その場で感じてもらえたのが一番うれしかった。
Y:開発者としては、焼きの色と手触りを褒められたのが刺さりました。「背景が整うと、演奏が締まる」って言ってくれたのも印象的でした。
7. お客様へ——木工製品だからこそ、私たちが約束できること
Y:木は生き物です。どれだけ検品しても、個体差や微細な傷、色ムラが出てしまうことがあります。稀に、輸送の段階で割れてしまうものも存在します。
A:もし気になる点があったら、遠慮なくご連絡ください。しっかり対応します。あなたの部屋に置かれてからが、この製品の本当のスタート。「触ってもらえたら嬉しい」——その一心で作っています。
8. 最後に——Your World, Your Way
A:楽器のある暮らしは、あなたらしさの延長。自分もそうですけど、私生活が忙しくなったり、家族が増えたりすると楽器を触る頻度が減りますよね。でも、続けられるなら、できればそうしたい。そういう悩みを解決する一助になれば嬉しいです。
Y:そうですね。押し入れにしまっているギターがあるなら、是非引っ張りだしてスタンドに飾ってあげてください。もちろん普段からギターを弾いている人にとっても良いものになるよう試行錯誤しましたので、是非手に取って頂いて試してもらえればうれしいです。
N:Gran Walker 木製ギタースタンド。出しっぱなしでOK、だからもっと弾ける。今日も、次の一音へ。
※本記事の内容・仕様は開発中のため、予告なく変更になる場合があります。発売情報・サポート窓口は販売サイトをご確認ください。